2020/07/29 (Wed) 09:00 みずほ銀、店舗統合 久留米など対象 久々の更新。みずほ銀行が近く店舗網の再編に踏み切るようなので、本格化する前に取り上げておきます。現時点で予定されている対象店舗は、いずれも他の店舗内に移転する店舗内店舗(ブランチ・イン・ブランチ)方式を採用。九州・山口では、福岡県内と山口県下関市の計4か店が該当します。 スポンサーサイト 続きを読む
2019/12/23 (Mon) 16:00 気になる銀行のニュース2件+1 久しぶりの更新です。相変わらずネタが溜まっていく一方ですが、最近気になったニュースに便乗し、関連する建物をこの機会に取り上げたいと思います。いずれも銀行の話題で、長年の懸案だった「十八・親和両行の合併に伴う店舗統合」と、にわかに降って湧いた「西日本シティ銀行本店の再開発」の2つ。それらに加え、ニュースというには少々古いネタを添えておきます。 続きを読む
2015/11/14 (Sat) 09:00 九州大学 近代建築物撮影ツアー もう1ヶ月前の話になりますが…九州大学箱崎キャンパス(福岡市東区)で開催された近代建築物の見学・撮影ツアーに行ってきたので、その模様をご紹介します。新キャンパスへの完全移転を数年後に控えた箱崎キャンパスでは、跡地の再開発に向け、施設を解体して更地にする工事が徐々に始まっています。そんな中で今後解体が予定されている5棟の歴史的建造物(※)について、関係者や専門家の方による説明を受けつつ見て回るというのが、今回のツアーの大まかな内容です。※…旧法文学部本館、旧文学部心理学教室、旧応用化学教室、旧工学部高温度化学実験室、第三学生集会所(三畏閣)の5棟最初にこのツアーの開催を教えて頂いた際、これら5棟の解体がほぼ決定事項であることに面食らった部分もあったのですが…これまで見ることのできなかった建物内部も一部公開され、しかも開催時間中(10~12時)は撮影自由ということで、これは行くしかあるまい!と喜び勇んで参加した次第です。なお、ツアーの詳細やその模様については以下のサイト(外部リンク)をご参照ください。◎箱崎キャンパス近代建築物撮影ツアー (九州大学HP)◎九大箱崎の100年たどる 解体前見学・撮影ツアー (読売新聞) 続きを読む
2015/04/18 (Sat) 23:45 旧制熊本高等工業学校 初代本館の基礎 熊本大学の黒髪南キャンパス(熊本市中央区黒髪2丁目)にて、同大工学部の前身である旧制熊本高等工業学校の初代本館の基礎が発掘されました。本日開かれた現地説明会に行ってきたので、その模様をお伝えします。◎赤れんが基礎発見 熊本大・黒髪南キャンパス (熊本日日新聞)◎【4月17日・18日】「焼失した熊本高等工業学校旧本館の謎に迫る-赤煉瓦基礎を発見!-」と題して現地説明会を開催します (熊本大学HP)基礎が見つかったのは大学本部棟=冒頭写真の裏手(南側)など。この本部棟は初代本館が1922(大正11)年に火災で焼失したことを受け、旧熊本高工の2代目の本館として同じ場所に建てられたもの。1925・大正14年竣工の鉄筋コンクリート造建築で、国の登録文化財となっています。 続きを読む
2015/01/26 (Mon) 23:12 気になる銀行支店のニュース2件 福岡市内の2つの銀行支店について、気になるニュースが飛び込んできました。1つ目は、日銀の福岡支店が老朽化を理由に建て替えられるというもの。記事によれば建物の解体後、2017年頃に新店舗建設に着工し、完成は2020年頃を見越しているようです。◎日銀福岡支店、建て替えへ 1951年築の歴史的建造物 (西日本新聞経済電子版qBiz、要ログイン)◎福岡支店の建替えについて (日本銀行ホームページ)そして2つ目のニュースは、北九州銀行の福岡支店が新店舗へ移転したというもの。リンク先では移転後の旧店舗の扱いについては触れられていません。◎北九州銀、移転の福岡支店が営業開始 (西日本新聞経済電子版qBiz、要ログイン)◎北九州銀行福岡支店の移転開店とワイエム証券福岡支店新設のお知らせ ※PDF (北九州銀行ニュースリリース)▲日本銀行福岡支店(福岡市中央区天神4/1951年築/鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建) 2013年12月撮影▲北九州銀行福岡支店(福岡市博多区店屋町/1954年/鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建) 2015年1月撮影いずれの店舗も過去に当ブログで紹介したとおり、戦後の竣工ながら近代銀行建築の流れをくむ建物です。戦前竣工の銀行建築が現存していない福岡市においては、とりわけ希少な存在だと思うのですが…これら2つの建物がどちらも姿を消してしまうのだとすれば何とも寂しい限り、残念としか言いようがありません。(過去の紹介記事は以下)⇒日本銀行福岡支店⇒北九州銀行福岡支店
2014/06/06 (Fri) 20:53 ここ最近の気になるニュース5件+1 ここのところ山田炭鉱の記事が続いているので、気になるニュースや出しそびれたネタが大分溜まっています。今日はそれらの中から5件と1件だけ、簡単に綴っておきます。ダイエー熊本下通店が閉店(5月11日)▲最終日の営業が終了し、閉鎖されたダイエー熊本下通店(熊本市中央区)の正面玄関 / 5月11日20時19分撮影百貨店で起きた火災としては史上最悪の大惨事となった熊本市の大洋デパート火災(1973年)。その旧大洋デパートの後継店舗として永らく営業してきたダイエー熊本下通店が、ビル建て替えのため先日閉店しました。そういえば私は昨年12月の雑記で「閉店までに見に行かねば~」などと言っていたのですが(旧大洋デパート 来年解体へ)、2014年になった実感すら湧かないままこの半年を過ごしてきてしまったので…ええ、すっかり忘れていました。さらに情けないのが、思い出したのが営業最終日(5月11日)の夜になってからだったということ。たまたま福岡市から熊本に戻る途中の高速バスの車内だったため、その時は「通町筋(=ダイエーに近いバス停)で降りればギリギリ閉店に間に合うかな」などと考えていたのですが…最終日は18時で営業終了となっていたため余裕でアウトでした(通常は22時閉店)。自分の中ではずっと「いつか見に行こう」と思っていたつもりだったのですが、やっぱりこういうことは後回しにしてはいけませんね。(関連リンク)◎昭和のスーパーマーケットどっとこむ - ダイエー熊本下通店営業最終日の様子や館内の造りはこちらのサイトで紹介されています。 続きを読む
2014/01/22 (Wed) 11:00 東急ハンズ、福岡パルコ新館へ出店か ▲パルコ新館の建設が進む旧岩田屋新館跡地(昨年12月29日撮影)新館の建設に本館の増床と、開業以来の大きなニュースが最近相次いでいる福岡パルコですが、今秋の開業をめざす新館について新たな情報が飛び込んできました。西日本新聞経済電子版(qBiz)の記事によると、人気雑貨店(本当はホームセンター)の東急ハンズが新館上層階に出店する方向で最終調整しているんだとか。東急ハンズといえば2011年春開業の博多駅新駅ビルに大型店を出店し話題を呼びましたが、今回は「ハンズビー」という小型店での出店とのこと。同ブランドは美容・健康関連、キッチン用品に特化した若い女性向けの業態で、既に全国で20店舗を展開。流石に博多駅と天神地区では商圏が重なるため、客層の棲み分けを図ったうえで天神への進出に打って出たようです。さて、パルコ新館のテナント誘致が着実に進行しているのは良いことなのですが。今回のケース、どうも既視感があるんですよね。天神で既に大型店を展開している、全国的に有名な雑貨店…西鉄系のインキューブではなく…そう、ロフトについてですが、今回と似たような過去があるのです。 続きを読む
2014/01/17 (Fri) 06:00 アクロスから見えた建設中の巨大建造物の正体 昨年末、私は初めてアクロス福岡の山頂に登った。ステップガーデンを散策したことは何度かあったものの、屋上展望台への立入りは土日祝日の16時までと限られており、今回やっと登頂を果たすことができたのである。見慣れたはずの街並みが眼下に広がる光景というのは新鮮なもので、展望台という存在が昔から人々に愛されてきた理由を実感する。「馬鹿と煙は高い所が好き」とはよく言うが、こうして爽快感が得られるうえ風邪もひかないとくれば、馬鹿であることも悪くないと思えてくる。さて、そんな訳でアクロス山頂から景色を楽しんでいたのだが、北東方向遥か遠くに林立する、4本のタワークレーンが目に留まった。 続きを読む
2013/12/01 (Sun) 06:30 旧大洋デパート 来年解体へ ▲かつて「大洋」の文字と社章が描かれていた塔屋看板ヤフーのトピックスに挙がっていた記事の表題を見て「まさか」と思いましたが、そのまさかでした。最悪デパート火災 建物解体へ(ヤフー・読売)熊本市の中心・下通アーケードに面し、かつて104名の死者を出す大火災が起きた旧大洋デパートの建物が、現在入居するダイエー熊本下通店の閉店に伴い来年解体されることになったようです。つい先日火災後40年のニュースが報じられていたばかりで、このタイミングで来るか、といった驚きが大きいのが正直なところ。築61年の老朽化に加え火災のダメージも大きく、またダイエーの経営方針も従来の総合スーパー(GMS)業態を縮小し食品スーパー(SM)業態への転換を促進するとのことでしたので、いつかはこの日が来るとは思っていましたが…。まだ熊本に来て1年も経ってないというのに、ちょっと早すぎやしませんかい。なおヤフーの記事ではダイエーが閉店し建物は売却と、あたかも完全撤退のような書き方になっていましたが、幸い西日本新聞経済電子版(qBiz)の詳報によると、再開発後の複合商業施設にダイエーの店舗が再び入る予定、とのことです。総合スーパー業態かグルメシティでの出店になるかは不明ですが、少なくとも現在のような古き良きディスカウント・デパートの装いは見込めないでしょう。福岡市天神のショッパーズ、あるいは鹿児島の中央駅前のキャンセビル、あるいは長崎の新地ターミナル(行ったことないけど)のような、複数のフロアに跨る大規模なダイエー店舗があるのが私にとっての熊本の魅力のひとつだったんですが…。まぁ、今後の推移を見守るとしましょう。解体されると分かっていてそのまま見過ごす訳にもいくまい、ということでダイエー熊本下通店(旧 大洋デパート)についてはいずれ記事にしたいと思います。