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2022/06/26 (Sun) 09:00

西都農協会館

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西都農協会館(旧 西都市農協会館)
宮崎県西都市右松2071/1967年/鉄筋コンクリート造2階建 
設計:円建築設計事務所 施工:熊谷組

 今回は宮崎県の西都(さいと)市より、西都農協会館をご紹介します。JA西都の本所や中央支所、建築不動産センターなどが入居する施設です。1967(昭和42)年9月に西都農協会館として完成しました。

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2022/03/12 (Sat) 09:00

最近解体された大分県の近代建築7件



 コロナ下の生活も早2年。過去に訪れたことのある建物や、目星をつけていながら未訪の建物について、ネット上で近況を確認する機会が一層増えました。とりわけGoogleマップは有難い存在で、つくづく便利な時代になったものだと感じます。その反面、悲しい事実を知ってしまうことも少なくありません。航空写真やストビューを見ると更地になっていたり、有名な建物だと解体の情報が挙がっていたりします。
 そこで今回は最近解体された大分県の近代建築7件をご紹介します。なぜ大分県限定なのかというと、好きだった or 気になっていた建物の解体がたまたま多かったため。県別にシリーズ化するほど各地で解体が相次いでいる訳ではない(と思う)ので、その点はご安心ください。

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2022/02/20 (Sun) 09:00

アパート秀峰苑

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アパート秀峰苑(旧 百三十銀行中津支店?、現存せず)
大分県中津市古博多町1552/明治~昭和戦後期?/木造2階建?/2019~20年ごろ解体

 福岡県に隣接する旧城下町・中津にあったアパート秀峰苑。かつての銀行を転用したとされる建物で、いかにも銀行建築らしい古典主義風のファサードと用途のギャップが印象的でした。ストビューを見ると2019年7月時点🔗では健在ですが、20年11月時点🔗では更地となっています。残念ながらこの間に解体されたようです。
 以下は私の推測に過ぎないことにご留意いただきたいのですが……もとは百三十銀行中津支店として1908(明治41)年に建てられ、増改築を経て今日まで残っていたものではないかと思います。過去にも少し取り上げましたが、せっかくなのでもう少し詳しく見ていきましょう。

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2022/01/09 (Sun) 21:00

旧 かねしげビル


小倉北区魚町のビル(旧 かねしげビル)
福岡県北九州市小倉北区魚町2丁目3-19/1973年/鉄骨造4階建 
設計:葉祥栄、和久野博 施工:清水建設

 明けましておめでとうございます。今年最初にご紹介するのは、北九州・小倉の魚町銀天街に面するビル。1973(昭和48)年の完成で、当初はかねしげビルという名称でした。

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2021/08/29 (Sun) 06:00

三井化学J工場(後編)


三井化学大牟田工場J工場
(旧 三井鉱山三池染料工業所J工場/第2アゾ染料工場)

福岡県大牟田市浅牟田町30/1938年完成/鉄筋コンクリート造7階建 
設計:三井鉱山三池製作所? 施工:未確認 備考:2021年9月から解体予定

 前回📄に続き、三井化学大牟田工場J工場。後編となる今回は、過去3度の訪問で撮りためた外観の写真をひたすら並べていきます。大牟田工場は福岡ドーム(PayPayドーム)約36個分という広大な敷地を有していますが、J工場が建っているのは北西のほぼ隅といっていい場所。他の工場建屋に比べて一際高いこともあり、敷地外からその偉容を拝見することができます。
 一方、工場敷地は当然ながら関係者以外の立入りが禁止されているため、見学の際は必然的にアングルが限られることになります。しかし、私のような何のコネもない一部外者であっても、敷地内から間近に見上げることのできる貴重な機会がありました。大牟田工場主催のイベント、「オオタムフェスタ」です。

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2021/08/26 (Thu) 21:00

三井化学J工場(前編)


三井化学大牟田工場J工場
(旧 三井鉱山三池染料工業所J工場/第2アゾ染料工場)

福岡県大牟田市浅牟田町30/1938年完成/鉄筋コンクリート造7階建 
設計:三井鉱山三池製作所? 施工:未確認 備考:2021年9月から解体予定 

 福岡県最南端の大牟田(おおむた)市より、三井化学大牟田工場J工場をご紹介します。明治中期に官営三池炭鉱の払下げを受けた旧三井財閥は、国内随一の大炭鉱へ成長させるとともに、石炭を中核とする重化学工業地帯を築き上げました。その一角を占めたのが大牟田工場の前身、三池染料工業所です。もともとは焦煤(コークス)工場として石炭からコークスを製造していましたが、副産物からアリザリンやインジゴといった染料の合成に成功し、染料工場として発展。昭和初期には三井鉱山(株)全体の純利益の2~3割を占めるまでになり、1941(昭和16)年に三井化学工業(株)として独立しました。
 J工場は合成染料事業が盛んになる1930年代、アゾ染料の設備拡充の一環として建設されたものです。高さ47メートルと当時としては破格の高層建築で、長らく地域のランドマークとして親しまれてきました。産業史・地域史の観点からも高い評価を受けており、2007年には経済産業省の近代化産業遺産に認定されています。
 しかし、石炭化学から石油化学への転換などに伴い、大牟田工場における主力製品も変容していく中、三井化学は08年3月をもってJ工場の稼働を終了。さらに16年の熊本地震後に行った調査で耐震強度不足が判明したことを受けて、同社はJ工場の解体を決定しました。解体工事は来月から始まる予定です。

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2021/08/15 (Sun) 09:00

第一紡績 荒尾工場


第一紡績 荒尾工場(旧 九州紡網 紡績工場)
熊本県荒尾市増永1850/1949年操業開始/煉瓦造+木造、平屋建 
設計:坂上宗雄、奥田金行 施工:萩原組

 今回は熊本県荒尾市に本社を置く第一紡績(株)の工場をご紹介します。昔ながらの鋸屋根と、独特の黒々とした煉瓦が目を引く紡績工場です。戦後間もない1948(昭和23)年に建設され、翌49(同24)年から綿糸の生産を開始しました。
 戦後生まれの大規模な煉瓦造工場建築であり、しかも築70年を超えてなお現役という、驚嘆するほかない建物です。さらに嬉しいことに、同社は『第一紡績三十年史』(1980年)という社史を編纂・刊行しています。建物についても同書で詳述されていますが、建設に至った経緯や時代背景を探るべく、まずは会社の歴史から見ていきましょう。

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2021/04/25 (Sun) 09:00

湯布院公民館


由布市 湯布院公民館(旧 湯布院町中央公民館)
大分県由布市湯布院町川上3758-1/1972年/鉄筋コンクリート造、地下1階・地上2階建
設計:辻隆司建築設計事務所 施工:梅林建設 備考:2021年3月閉館

 あっという間に4月下旬。遅れに遅ればせながら、2021年もよろしくお願いします。今回ご紹介するのは湯布院公民館。大分県由布(ゆふ)市の旧 湯布院(ゆふいん)町の中心部、JR久大本線・由布院駅📷の至近に位置する公民館で、1972(昭和47)年4月に湯布院町中央公民館として開館しました。
 以来、市町村合併を経て町民市民に親しまれてきましたが、このほど市役所分庁舎との合築による新施設が完成。機能移転のため先月上旬に閉館し、49年間の歴史に幕を下ろしています。

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2020/03/14 (Sat) 09:00

伊万里市民会館


伊万里市民会館
佐賀県伊万里市松島町73-1/1971年開館/鉄筋コンクリート造2階建(事務所棟)
設計:総合計画設計事務所 施工:黒木組 備考:大ホールは2020年3月末に廃止予定

 今回は伊万里市民会館をご紹介します。佐賀県の伊万里(いまり)市中心部の少し北側、伊万里駅(JR筑肥線・松浦鉄道)から徒歩10分余の距離に位置する文化施設です。約1千人収容の大ホールと事務所棟から構成され、1971(昭和46)年の11月3日=文化の日に開館。敷地内にある中央公民館(前年開館)と老人福祉センター(翌年開館)と併せ、同市の文化センターとして一体的に整備されました*1
 以来、地域の芸術・文化の振興に寄与してきましたが、いずれの施設も完成からおよそ半世紀が経過。とりわけ大ホールについては、空調や舞台装置など設備の老朽化が著しいことに加え、近隣に同種施設(市民センター/1992・H4開館)が存在することから、維持管理に要する財政負担が懸念されていました。このため市は昨年、大ホールを廃止する方針を表明。12月の市議会で関連議案が可決され、同年度末の廃止が決定しました*2
 したがって当館の大ホールは今月末、つまり2020年3月をもって廃止となります。ただし、建物は解体せずに存置するとのこと。また大ホール以外の部分(楽屋・ホワイエ)は、隣接する事務所棟とともに今後も従来通り利用できるそうです*3

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2020/02/29 (Sat) 09:00

玉名市民会館

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玉名市民会館 大ホール
熊本県玉名市岩崎152-2/1967年開館/鉄骨鉄筋コンクリート造3階建
設計:野見山建築設計事務所 施工:未確認 備考:2020年3月末閉館予定

 いつの間にやら2月末ですが、2020年もよろしくお願いします。今回ご紹介するのは熊本県北部の玉名(たまな)市にある玉名市民会館。市中心部の少し北側、ちょうど玉名駅(JR鹿児島本線)と新玉名駅(九州新幹線)の中間付近に位置しており、周辺には市役所や博物館なども立地します。
 大ホールと会議室棟の2棟から構成され、このうちホールの開館は1967(昭和42)年4月。当初の収容人員は1200人で、八代市厚生会館📷(1962・S37/芦原義信建築設計研究所)に比肩する県内随一の施設でした。以来長らく市民に親しまれてきましたが、完成後半世紀を経て老朽化等の問題が見られるようになり、市は新たな市民会館の建設を決定。計画への異論や入札不調もあって一時停滞したものの、2018年に着工にこぎ着けました。場所はすぐ近くの市役所向かいで、今年3月末完成、6月オープンの予定です。
 新会館の完成に伴い、現ホールは3月末に閉館。53年の歴史に幕を下ろします。建物は解体され、跡地には広場を兼ねた駐車場が整備される方針です。

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2019/08/07 (Wed) 09:00

長崎市シルバー人材センター


長崎市シルバー人材センター(旧 長崎原爆被爆者福祉会館)
長崎市岡町2-13/1960年/鉄筋コンクリート造地下1階・地上3階建 
設計:長崎市建設部建築課 施工:未確認

 今回は長崎市シルバー人材センターをご紹介します。浦上地区の平和公園📷そばに立地する建物で、竣工は1960(昭和35)年12月。もともとは長崎原爆被爆者福祉会館として、長崎原子爆弾被爆者対策協議会(原対協)によって建てられた施設でした。
 竣工に伴い原対協の事務局が入居し、翌年2月以降に診療・職業補導・宿泊などの事業を順次開始。後年、事務局や診療・検査機能は別の施設へ移ったものの、99(平成11)年3月の廃止まで40年近くにわたり、援護事業の拠点として被爆者の生活支援に貢献してきました。廃止翌年に土地・建物が市へ寄贈され、以後は用途を変えつつ余生を送っています。
 なお、市の耐震化に関する資料(昨年度)によると、当建物についてはいずれ解体する方針のようで、耐震診断等は実施されていないとのことです*1

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2019/07/28 (Sun) 09:00

長崎市庁舎

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 今回は長崎市役所庁舎をご紹介します。JR長崎駅から程近いエリアに複数の庁舎が立地し、このうち本館は1959(昭和34)年の完成。各階に庇を巡らせた端正な外観で、簡素ながらも美しいモダンな庁舎建築です。しかし、庁舎が分散していて不便なことや、本館などで老朽化が進んでいることから、市は2016年までに新庁舎建設の基本計画を策定。近隣の市公会堂📷跡地へ機能を移転・集約するという内容で、22年度内の竣工を目指しています。

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2019/07/14 (Sun) 09:00

旧 中本呉服店


八幡東区西本町のビル
(旧 中本呉服店 → 八幡総合授産所ほか)

福岡県北九州市八幡東区西本町1丁目6/1934年?/鉄筋コンクリート造3階建
設計:不明 施工:鴻池組? 備考:2019年8月に解体予定 

今回は小ネタです。つい先日、以下の新聞記事が(私の)ヤフートップに出ていました。北九州市のとある廃ビルに関する記事で、来月に解体されるのを前に、ビルの秘めた歴史に迫っています。私もこのビルを1回だけ見たことがあり、謎めいた佇まいが印象に残っていました。

 八幡製鉄所の「企業城下町」として発展した北九州市八幡東区西本町に、戦前に建設されたユニークなデザインの廃ビルがある。戦後は職業訓練を施す「八幡総合授産所」として使われたが、もともとは何のビルで、いつ建てられたのか、住民の記憶からも消えていた。8月に解体、撤去される見通しとなり、地元の郷土史家たちが調査すると、「謎のビル」の数奇な歴史が浮かび上がってきた。(中略)
 土地台帳を調べると、所有権は何度も移転していた。さかのぼっていくと「八幡市」「八幡製鐵」「中本呉服店」とあった。34年発行の書籍に、ビルが「建築途中」という広告が出ているのが見つかり、旧棟はそのころに建設されたことが分かった。(後略)

※西日本新聞 2019年7月9日(火)配信記事(いつ、何のため?北九州に“謎のビル” 調査で浮かんだ数奇な歴史)より引用

引用文中にある通り、ビルの建築時期は1934(昭和9)年頃。所有者は何度も変わっていて、そのうちの一つは「中本呉服店」とのことです。

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2019/04/21 (Sun) 09:00

日本製紙八代工場の建築

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昨年6月に訪れた熊本県の八代(やつしろ)市より、日本製紙八代工場の建物をご紹介します。同工場は1924(大正13)年に九州製紙八代工場として創立。以後、合併や分割によって樺太工業・王子製紙(旧)・十條製紙と変遷し、93(平成5)年に現社名となりました。この間、恵まれた立地環境を背景に成長を続け、九州最大規模の製紙工場として現在に至っています。

当記事では外部から見える範囲で、管理施設や福利厚生施設を中心に計7件ほど取り上げます。

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2019/02/17 (Sun) 09:00

雲仙スカイホテル

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雲仙スカイホテル(旧 ホテル芳仙館)
長崎県雲仙市小浜町雲仙323-1/1961年ほか/鉄筋コンクリート造5階建 
設計監理:増沢洵建築設計事務所 施工:大林組 

今回は雲仙スカイホテルをご紹介します。長崎県は島原半島の中部、雲仙岳の中腹に位置する雲仙(うんぜん)温泉のホテルです。もともとは「芳仙館」という木造旅館で、RC造のホテルとしては1961(昭和36)年に第1期が、67(同42)年に第2期が完成。ちなみにフロントの方のお話によると、70年代後半に経営が変わり、それに伴って現在の名称となったそうです。

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2019/01/19 (Sat) 09:00

佐世保市交通局


佐世保市交通局舎(旧 佐世保市企業局交通部事務所)
長崎県佐世保市白南風町/1955年/鉄筋コンクリート造3階建

気付けば1月も折り返しですが、2019年もよろしくお願いいたします。本年最初にご紹介するのは佐世保市交通局の局舎。JR佐世保駅📷の表側(東口)に立地し、本局と駅前営業所などが入っています。同局は市営バスを運行しており、創業は1927年。戦後、地方公営企業法の施行に伴って「佐世保市企業局交通課」として独立し、程なくして55(昭和30)年に現局舎が完成しました。その後62年に水道課と分離して交通局となり、現在に至っています。

ちなみに私が訪れたのは3年以上も前のこと。なぜ今更取り上げるのかというと、同局が今年度限り(2019年3月末)で廃止されると最近ニュースで知ったからです。バス事業はこれまで競合関係にあった西肥バスなどに引き継がれるそうですが、この局舎の今後の取扱いについては分かりませんでした。とはいえ駅前という好立地や建築時期の古さを考えると、どうしても解体の2文字が頭に浮かびます。そんな訳で、今のうちに記事にしておこうと思った次第です。

バス路線維持を目的としたバス運行体制の移行について(佐世保市HP)

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2018/12/23 (Sun) 09:00

長崎県立長崎図書館


長崎県立長崎図書館(休館中・解体予定)
長崎市立山1丁目1-51/1960年/鉄骨鉄筋コンクリート造3階建(4階増築)
設計:長崎県建築課 施工:清水建設 備考:2018年12月から休館中、19年秋頃から解体予定

今回は長崎県立長崎図書館をご紹介します。戦後、原爆からの復興を目指した「長崎国際文化センター」建設事業の一環として1960(昭和35)年6月15日に開館。児童閲覧室や講堂、食堂を併設した近代的な図書館で、長崎市における市立図書館としての機能も長らく担ってきました。しかし、2008年の長崎市立図書館の新設や、施設の老朽化・狭隘化を受け、県は図書館の新築移転を決定。移転先は県中央に位置する大村市で、市立図書館との合築「ミライon図書館」として来年11月末頃の開館を予定しています。

この移転に向けた準備のため、県立長崎図書館は先月11月末に休館。来年秋頃から建物の解体に着手し、跡地には郷土資料センター(県立図書館から分離新設)が建てられる予定です。なお休館中の措置として、来年1~9月に1階こども室で一部資料の閲覧サービスが再開されるとのこと。解体が始まるまで、もうしばらく使われ続けることになります。

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2018/12/01 (Sat) 09:00

JR九州バス鹿児島支店車庫


JR九州バス鹿児島支店車庫
鹿児島市柳町8-27/1947年以降?/鉄骨+コンクリートブロック造?

昨年の今頃に訪れた鹿児島市より、JR九州バス鹿児島支店の車庫をご紹介します。JR鹿児島駅の裏手にあるバス営業所の現役の車庫で、真新しいバス車両とは少々不釣り合いな、古色蒼然とした建物です。原名称や建築時期、構造などは確認できていません。

ただし『鹿児島市史』などによると、当支店はもともと国鉄バス鹿児島自動車営業所だったようです。同営業所は北薩線*1 の開設に伴って1947(昭和22)年に営業を開始したとのこと。国鉄が運輸省から分離・公社化されたのが49(同24)年なので、どちらの時代に建てられたのかは判別しかねますが……いずれにせよ既存建物の転用でもない限り、戦後間もない頃の建築には違いないと思われます。恐らく1940年代後半~50年代前半ぐらいではないでしょうか。

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2018/11/17 (Sat) 09:00

JA菊池 菊池中央支所


JA菊池 菊池中央支所(旧 菊池市農業協同組合本所?)
熊本県菊池市隈府852/1967年/鉄筋コンクリート造2階建

今回はJA菊池 菊池中央支所をご紹介します。菊池市の中心部に立地するJA菊池(菊池地域農業協同組合)の支所で、敷地内にある落成の碑(写真)によると竣工は1967(昭和42)年。確証はありませんが『菊池市史』などの記述から、同JAの前身の一つである菊池市農協の本所事務所として建てられたものと思われます。

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2018/10/13 (Sat) 21:00

JAにじ浮羽支店


JAにじ浮羽支店(旧 浮羽町農業協同組合本所事務所)
福岡県うきは市浮羽町朝田584-1/1963年/鉄筋コンクリート造2階建
設計監理:石井辰男(浮羽町役場振興課) 施工:善工務店

今回はJAにじ浮羽支店をご紹介します。福岡県うきは市にあるJAの施設で、1963(昭和38)年に浮羽町農協の本所事務所として建てられました。96年に近隣2農協(福岡吉井町・田主丸町)と合併して「にじ農業協同組合」が発足し、その支店となって現在に至ります。

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