2013/10/26 (Sat) 19:11 大喜産業株式会社 大喜産業株式会社 本社屋福岡市中央区赤坂1丁目/昭和10年代?/木造2階建オフィスや飲食店、マンションなどが混在する中央区赤坂。そんな街の大通りから一歩入った所に、不動産会社・大喜(たいき)産業はレトロな本社を構えています。ほぼ左右対称なファサードの右側に小規模な車寄せをもつ玄関を設け、ベージュ色のモルタル外壁には窓廻りを後退させるなど若干の凹凸をつけています。 スポンサーサイト 続きを読む
2013/10/26 (Sat) 15:01 九州の消えた鉄道風景8点 ウォークマンに保存していた数年前の写真の中から、今はもう見られない鉄道風景を幾つか紹介します。(写真)車両名/撮影地/撮影年西鉄300形電車/和白駅/2007年3月もともと大牟田線(標準軌)の急行として製造された通勤型電車ですが、5000形の登場により台車交換のうえ宮地岳線(狭軌)に転属。同線の部分廃止に前後して全車両が廃車されるまで、大幅な改造によって姿を変えつつローカル輸送を担っていました。写真の編成は前面が貫通型のままとなっているなど、比較的昔の面影を残しています。ちなみにオキサイドイエローに赤帯の塗装は今や宮地岳線(現・貝塚線)のカラーとしてお馴染みになりましたが、もともとは近年引退した大牟田線2000形特急が元祖です。 続きを読む
2013/10/18 (Fri) 19:07 「雑記」カテゴリの新設 と近況 表題の通り「雑記」はじめます。といっても文字通り大した内容はないので、適当に流していただければ幸いです。先日、熊本市内をうろつきました。以前は豊富に残る戦前建築にばかり目がいきましたが、最近になって良質な戦後建築も数多く存在することに気付きました。モダンで美しいそれらの建物については、まあ後々紹介できればと思います。当ブログを始めるにあたって、高2以前に撮りためた写真のデータが全て消えてしまった話をちろっと書きました(最初の記事参照)。しかし、ごく一部がDVDと愛用のウォークマンの中に残っていたのは恐らく述べていなかったと思います。私もこの前じっくり見返してみて、あぁ志免には足繁く通っていたもんだとか、あぁここ数年は建物ばかりで鉄道成分が足りてないなとか、色々思う所があったわけですね。そんな訳でそれらの(少し)古い写真についても、おいおい紹介していきたいと思います。せっかく作った「鉄道」のカテゴリが空のまんまじゃ寂しいですもんね。
2013/10/12 (Sat) 04:27 花関ビル(解体済) 花関ビル福岡市博多区中洲4丁目/1954年/鉄筋コンクリート造7階建+塔屋/解体済花関(はなのせき)ビルとはかつて中洲の西大橋のたもとに存在した、戦後初期の複合ビルです。開業当初は森永キャンデーストアが入居したほか、九州朝日放送(KBC)がテレビ放送を開始するまでここに本社を構えていました。その関係でビル屋上に設置されたネオン看板には当初KBCの文字が輝いていましたが、晩年に看板が撤去されるまでは永らく日立の広告塔となっていました。竣工は1954年(昭和29年)と古く、天神の西日本ビル(現存)と同い年です。コーナーをアールで仕上げ背面に塔屋を設けている点は両者とも共通していますが、こちらは水平連続窓を採用しよりモダンな印象でした。ちなみにこの地には戦前、福岡玉屋(1999年閉店、現ゲイツビル)に対抗し開業した百貨店「デパートメントストア不二屋」が存在していました。鉄筋造の立派な建物でしたが、それ以上に大規模な店舗を持つ玉屋の前に敗退。廃業後に当ビルが建設されるまで建物がどうなっていたのかは知りませんが、本館と那珂川の間にあった木造2階建の別館は改装されカフェ・ブラジレイロになりました。 続きを読む
2013/10/11 (Fri) 23:44 青柳 (閉店・解体済) 青柳福岡市博多区店屋町/昭和20年代?/木造2階建/解体済青柳とは店屋町にかつて存在した、手芸用品など繊維関係の製品を取り扱う店舗です。昨年(2012年)10月20日に閉店し、建物は解体され現在更地となっています。写真は冷泉公園通り側の入口。なお解体前の写真は閉店当日の撮影です。 続きを読む
2013/10/03 (Thu) 19:08 鹿児島市下荒田の戸袋 お伝えしたとおり、私は先日鹿児島市を訪れました。その際に目的のひとつであった東條医院が解体されていたことも併せて書きましたが、その周辺で面白いものを見つけたので紹介したいと思います。鹿児島市の下荒田1~2丁目あたり。この辺を歩いていたとき、看板建築に近い雰囲気の住宅が目に留まりました。一見すると、壁面に石造を模したラインが入る点を除けば飾りっ気は感じられません。しかし、窓の横に並ぶ戸袋をよく見ると、色違いのモルタルで仕上げられていることが分かります。この建物の戸袋だけが偶々特徴的だったのだ、と初めは思いましたが…。 続きを読む