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2014/11/30 (Sun) 10:41

九大箱崎の物件リスト作成のお知らせ

従来、明治~昭和戦前カテゴリの記事として公開していた「九州大学箱崎キャンパスの建築群」の内容を大幅に見直し、カテゴリも地域別物件リストに変更したうえで「九州大学箱崎キャンパスの近代建築」として再構成いたしました。

新版⇒九州大学箱崎キャンパスの近代建築

なお、以前公開していた内容は未分類カテゴリの新たな記事に移動させており、従来通りご覧いただけます。

旧版⇒九州大学箱崎キャンパスの建築群

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2014/11/30 (Sun) 08:00

九州大学 附属図書館付設記録資料館産業経済資料部門

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九州大学 附属図書館付設記録資料館 産業経済資料部門
(旧 法文学部演習室)

福岡市東区箱崎6丁目/1937年/鉄筋コンクリート造2階建

旧法文学部本館の向かい、キャンパス敷地の南端に建つ建物。竣工は1937(昭和12)年であり時代的には近代建築に属するものの、装飾を抑えた控えめな外観デザインとなっています。なお、設計者・施工者はともに不詳とのこと。

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2014/11/29 (Sat) 21:00

九州大学 アドミッションセンター


九州大学 アドミッションセンター
(旧 法文学部心理学教室)

福岡市東区箱崎6丁目/1927年/鉄筋コンクリート造2階建
設計:倉田謙 施工:不詳

旧応用力学研究所本館(旧法文学部本館/以下、本館)の裏手、工学部通用門の脇にひっそりと佇む建物。縦長窓や柱型を多用し垂直性を強調した外観により、建物の規模や立地の割に威厳が感じられます。法文学部の心理学教室として1927(昭和2)年に竣工し、現在はアドミッションセンターとして使用されています。

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2014/11/28 (Fri) 10:00

九州大学 附属図書館付設記録資料館書庫


九州大学 附属図書館付設記録資料館書庫
(旧 法文学部附属図書館及書庫)

福岡市東区箱崎6丁目/1925年/鉄筋コンクリート造2階建・4階建
設計:倉田謙 施工:佐伯工務所

如何せん物件の数が多いため順番に少々悩みますが、とりあえず旧法文学部系の建物を続けようと思います。今回ご紹介するのは法文学部の附属図書館として建てられた建物。戦後からは長らく工学部の保存図書館や食堂として使用され、同学部が伊都キャンパスへ移転した現在は記録資料館の書庫として使用されているようです。

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2014/11/26 (Wed) 10:00

九州大学 旧応用力学研究所本館

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九州大学 旧応用力学研究所本館
(旧 法文学部本館)

福岡市東区箱崎6丁目/1925年/鉄筋コンクリート造(一部SRC造)4階建
設計:倉田謙 施工:岩崎組(建物正面)、佐伯工務所(建物背面)

本日より九州大学箱崎キャンパスの歴史的建造物を紹介していきます。まず今回取り上げるのは、法文学部の本館として建てられた旧・応用力学研究所本館。数年前に閉鎖されて以来長らく放置状態にあり、現在建物は廃墟の様相を呈しています。

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2014/11/24 (Mon) 20:00

松楠居 (旧 松村家住宅)


松楠居 (旧 松村家住宅)
福岡市中央区大名2丁目1-16
/1936年/木造2階建など
設計:大阪住宅改良会

今回ご紹介するのは、中央区大名の新雁林町(しんがんりんのちょう)通り沿いにある旧・松村家住宅です。向かいにある老舗醤油店・ジョーキュウ醤油の経営者宅として、1936(昭和11)年に建てられました。現在は「松楠居(しょうなんきょ)」というイベント会場として使用されており、また1階には手打ち蕎麦店「やぶ金」が入居しています。

先日ジョーキュウ醤油の醸造施設とともに国登録有形文化財に答申されたとのこと。そこで手持ちの写真はあまり多くないのですが、この機会に簡単ながらご紹介させて頂きます。

ジョーキュウ醤油の仕込蔵や経営者宅 老舗醸造所国文化財に (西日本新聞)

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2014/11/22 (Sat) 09:00

旧宮崎競馬場 一等馬見所


旧宮崎競馬場 一等馬見所
宮崎県宮崎市花ケ島町大原/1931年/鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)

宮崎駅(JR日豊線)のひとつ手前、宮崎神宮駅の東側にはかつて宮崎競馬場が存在していました。現在はJRAの宮崎育成牧場となっていますが、昭和6年に建てられた一等馬見所(スタンド)が保存されています。このスタンドを含む敷地内の一部は「馬のいる公園」として一般開放されており、自由に見学することが可能です。開場時間は9時~17時、年中無休。

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2014/11/02 (Sun) 20:30

志免町志免2丁目の洋館

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志免町志免2丁目の洋館
福岡県糟屋郡志免町志免2丁目6/昭和初期~昭和20年代?/木造2階建

志免町を散策中に出くわした個人宅。タイトルは「洋館」と表現していますが、古典的な様式に則ったものではないため派手な装飾の類はなく、建物の骨格もむしろ伝統的な町屋に近いものを感じさせます。全体的にはどっちつかずな印象で、この時代によく見られる和洋折衷住宅の一種といえるでしょう。

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