2014/12/27 (Sat) 10:00 九州大学 創立五十周年記念講堂 九州大学 創立五十周年記念講堂福岡市東区箱崎6丁目/1967年10月/鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建設計:九州大学光吉健次研究室、綜合建築設計研究所 施工:戸田建設旧工学系エリアのほぼ中央に位置する、大胆な造形の建物。大学設立50周年の記念事業の一環として、1967年に竣工しました(開館は翌年4月)。設計は建築学教室と同じく、故・光吉健次氏が中心となっています。 スポンサーサイト 続きを読む
2014/12/27 (Sat) 10:00 九州大学 建築学教室 九州大学 建築学教室(工学部建築学科、人間環境学府、人間環境学研究院)福岡市東区箱崎6丁目/1959年3月、1960年3月/鉄筋コンクリート造4階建など設計:光吉健次 施工:清水建設、竹中工務店キャンパス西側の小松門から入って左側、やや分かりにくい(?)場所にある建物。建築学教室として1959年・60年の2期にわたって建てられ、工学部の大半が伊都へ移転した現在も、建築学科などがそのまま入居しています。 続きを読む
2014/12/20 (Sat) 10:00 九州大学 旧航空工学教室 九州大学 旧航空工学教室(旧 工学部航空学教室)福岡市東区箱崎6丁目/1939年3月/鉄筋コンクリート造3階建(+塔屋3層)意匠設計:島岡春太郎 構造設計:坪井善勝 施工:辻組旧工学系エリアの北東端に位置する、高い塔屋が一際目を引く建物。航空学科が設置された翌年の1939(昭和14)年に航空学教室として建てられた、旧航空工学教室です。工学部の移転後は閉鎖され、現在は使用されていません。 続きを読む
2014/12/19 (Fri) 10:00 九州大学 砂防工学実験室 九州大学 砂防工学実験室福岡市東区箱崎6丁目/1938年/木造平屋建今回は農学部エリアのやや奥まった場所に建つ、砂防工学実験室をご紹介します。設計者・施工者などの情報はあまり出ていないのですが、竣工年は1938(昭和13)年とのことです。 続きを読む
2014/12/17 (Wed) 10:00 九州大学 農学部6号館 九州大学 農学部6号館(旧 農芸化学本館)福岡市東区箱崎6丁目/1938年/鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建設計:國武周蔵 施工:清水組今回ご紹介するのは農学部6号館。竣工は昭和戦前と中々に古いものの、研究施設に加えて食堂や売店が入居しており、現在も学生の出入りが多い現役バリバリの施設です。火災で焼失した先代の建物に代わり、農芸化学教室の本館として1938(昭和13)年9月に建てられました。 続きを読む
2014/12/14 (Sun) 10:00 牧橋 牧橋大分県豊後大野市緒方町野尻・清川町砂田/1931年/鉄筋コンクリート桁橋大分県を流れる清流・大野川の支流、緒方川に架かる昭和初期の橋。「旅行記」の4日目その2でも少し取り上げましたが、今回改めてご紹介します。 続きを読む
2014/12/13 (Sat) 10:00 九州大学 熱帯農学研究センター 九州大学 熱帯農学研究センター(旧 演習林本部)福岡市東区箱崎6丁目/1931年/木造平屋建設計:不詳(渡部善一?) 施工:不詳(清水組?)箱崎キャンパスの北端、貝塚門の少し手前にある建物。キャンパス内だけでなく、九大全体で見ても残り少なくなった木造の洋風建築です。大学演習林の本部として1931(昭和6)年に建てられ、現在は農学系の関連組織である熱帯農学研究センターが入居しています。 続きを読む
2014/12/12 (Fri) 10:00 九州大学 留学生センター分室 九州大学 留学生センター分室(旧 農学部発電所)福岡市東区箱崎6丁目/1929年/鉄筋コンクリート造2階建設計:倉田謙 施工:清水組農学部正門から入って左手、理学部本館の手前の角に建つ小さな白い建物。もともとは農学部の発電所として1929(昭和4)年に建てられたそうで、倉庫への転用を経て、現在は留学生センターの分室として使用されています。 続きを読む
2014/12/11 (Thu) 10:00 九州大学 本部第三庁舎 九州大学 本部第三庁舎・大学評価情報室(旧 工学部第二新館 仮実験室研究室)福岡市東区箱崎6丁目/1925年3月/煉瓦造2階建設計:倉田謙、小野(小原?)節三 施工:佐伯組キャンパス内で最も目立つ建物の一つである本部第一庁舎、その右隣(南側、正門方向)にも赤煉瓦の建物が存在します。本部第一庁舎と同じく初代工学部本館(1914年竣工)の部材を再利用して建てられ、現在は大学評価情報室として使用されている本部第三庁舎です。 続きを読む
2014/12/10 (Wed) 10:00 九州大学 農学部実験室 九州大学 農学部実験室(旧 農学部汽罐室)福岡市東区箱崎6丁目/1921年/煉瓦造平屋建農学部2号館別館と農学部7号館に挟まれた場所に、木々に囲まれてひっそりと佇む平屋建ての建物。もともとは農学部の汽罐(=汽缶)室、すなわちボイラー室として建てられたもので、現在は学科共通の実験室になっているとのこと。竣工は学部開設の翌年にあたる1921(大正10)年。 続きを読む
2014/12/09 (Tue) 10:00 九州大学 旧船舶海洋工学実験室 九州大学 旧船舶海洋工学実験室(旧 工学部造船学実験室)福岡市東区箱崎6丁目/1921年/煉瓦造平屋建設計:倉田謙 施工:岩崎組箱崎キャンパスの東端付近、大通りから一歩入った場所にある赤煉瓦の建物。旧造船学教室(1983年解体、現存せず)に付属する実験棟として1921年に建てられた、旧船舶海洋工学実験室です。工学部が伊都へ移転してからは一時期倉庫として使用されていたようですが、現在は閉鎖されているとのこと。 続きを読む
2014/12/07 (Sun) 10:00 高宮3丁目の洋館付き住宅2軒 高宮3丁目の洋館付き住宅2軒福岡市南区高宮3丁目/昭和戦前?/木造今回は福岡市南区の高宮に存在する、玄関脇に洋館を備えた和風住宅、いわゆる文化住宅を2軒ご紹介します。 続きを読む
2014/12/06 (Sat) 10:00 過去記事の編集とカテゴリの新設 ・過去記事の編集一連の九大箱崎シリーズの記事に合わせる形で、半年ほど前に作成・公開していた旧工学部本館の記事内容を大幅に見直しました。新たに写真を追加しているので、以前にも増して冗長な内容となっていますが、九大を代表する建物ということでお許しください。⇒九州大学 旧工学部本館また一連のシリーズとは別の話になりますが、タイトルを「洋間つき住宅」としていた過去の記事について、一般的な表現である「洋館付き住宅」に改めています。当該記事は以下の3つ。◎箱崎の洋館付き住宅 と周辺の伝統住宅群◎住吉の洋館付き住宅2軒◎鳥飼の洋館付き住宅2軒作成が古い順に上から並べていますが、こうして見返してみると初期の記事は比較的あっさりとしていますね。徐々に内容が充実した反面、無駄に長くて読みづらくなっているような。今年の目標は「記事内容の充実と簡略化の両立を模索」だった気がしますが、どうやら両立の手法は未だ見つかっていない模様。・カテゴリの新設当記事のような単なる連絡事項のために「お知らせ」カテゴリを新設しました。過去の同様の記事についても、このカテゴリに移しています。
2014/12/05 (Fri) 10:00 九州大学 本部第一庁舎 九州大学 本部第一庁舎(旧 工学部第一新館 仮実験室研究室)福岡市東区箱崎6丁目/1925年3月/煉瓦造2階建設計:倉田謙 施工:佐伯工務所箱崎キャンパスに残る近代建築の中でも特に人目を引く、赤煉瓦が美しい大きな建物。昨年度まで九州大学の本部が入居していた本部第一庁舎です。県登録だか市指定だかで有形文化財になっているそうですが、言及している公的機関のウェブページが見当たらないので詳しくは分かりませんでした。 続きを読む
2014/12/03 (Wed) 10:00 九州大学 正門門衛所 九州大学 箱崎キャンパス正門門衛所(九州帝国大学工科大学 正門門衛所)福岡市東区箱崎6丁目/1914年/煉瓦造平屋建設計:不詳(倉田謙?矢嶋一雄?) 施工:不詳(鴻池組?)馬出キャンパス(病院地区)の正門と同様に、箱崎キャンパスの正門にも隣接して古い門衛所が残っています。同じくL字型のこじんまりとした建物ですが、木造ではなく煉瓦造とした点で大きく異なっており、また明治期ではなく1914(大正3)年と大正に入ってからの竣工となっています。参考文献(『福岡の近代化遺産』、2008年)では設計者・施工者ともに不詳となっていますが、設計者については2通りあるもののいずれもネット上に情報が見られるので、それらを括弧内に併記しています。 続きを読む
2014/12/02 (Tue) 10:00 九州大学 箱崎キャンパス正門 九州大学 箱崎キャンパス正門(九州帝国大学工科大学正門)福岡市東区箱崎6丁目/1914年/煉瓦造毎度のように「次は何を取り上げようか」と悩むのも面倒なので、先日作成した物件リストを上から順に埋めていく形で進めることにしました。という訳で今回は正門と、オマケとしてキャンパスの敷地を囲む柵を紹介します。 続きを読む