直方市の街並み(前編)

▲直方市出身の元大関魁皇(現浅香山親方)の銅像
今年の8月某日、直方市中心部の街並みを歩いてきました。
直方(のおがた)は福岡県筑豊地方の北部に位置する市。石炭産業で栄えた同地方において特に発展していた3都市、いわゆる「筑豊三炭都」(※)の一つです。加えて直方は北九州に近いことから、北九州へと輸送される石炭の一大集積地、また炭鉱に関連する鉄工業が盛んな工業都市といった性格も有していました。
※他の2市は飯塚市と田川市。この「三炭都」は単に有力な炭鉱が立地しているだけでなく、それぞれの地域における中心都市という意味合いも含まれており、直方・飯塚・田川はそれぞれ鞍手・嘉穂・田川の旧郡域の中心にあたる
そのため往年の繁栄ぶりは相当なものだったようで、当時の雰囲気を伝えるレトロな建物が数多く残されているのも、直方の街の大きな特徴です。今回の街歩きでは、これらの建築群をはじめ様々なものを見てきたので、過去に撮影した写真も数点交えつつ、前後2編にわたって紹介したいと思います。前編の今回は旅の起点である直方駅と、その近くの古町、殿町エリアの物件を。
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