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2016/05/28 (Sat) 09:00

中津市の近代建築(後編)

前回に続き、大分県中津市の古い建物をご紹介します。

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中津市中心部の洋館(その2)
中津市中心部/明治~昭和戦前/木造2階建

アパート秀峰苑の近くにある瓦葺きの洋館。現状はかなり手を加えられているものの、手前の門塀も含めて左右対称の構成をとっており、もとは端正な佇まいであったことが想像されます。

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2016/05/20 (Fri) 10:00

中津市の近代建築(前編)



昨年9月上旬に訪れた中津市より、中心部に残る明治~昭和戦後期の古い建物を前後2編にわたってご紹介します。

中津市は大分県北部の中心都市。もとは黒田、細川、小笠原、奥平と変遷した中津藩の城下町で、奥平氏の時代には蘭学が盛んとなり、福沢諭吉をはじめ多数の学者・医者を輩出しました。近代に入ると鉄道の開通とともに商工業が発達し、1929(昭和4)年には大分・別府に次いで市制施行。戦後も大企業の進出を背景に発展を続けますが、旧来の市街地については大きな開発を免れており、現在も中津駅(JR日豊本線)北口から中津城の周辺にかけて城下町の風情を残す街並みが見られます。

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