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2019/07/28 (Sun) 09:00

長崎市庁舎

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 今回は長崎市役所庁舎をご紹介します。JR長崎駅から程近いエリアに複数の庁舎が立地し、このうち本館は1959(昭和34)年の完成。各階に庇を巡らせた端正な外観で、簡素ながらも美しいモダンな庁舎建築です。しかし、庁舎が分散していて不便なことや、本館などで老朽化が進んでいることから、市は2016年までに新庁舎建設の基本計画を策定。近隣の市公会堂📷跡地へ機能を移転・集約するという内容で、22年度内の竣工を目指しています。

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2019/07/14 (Sun) 09:00

旧 中本呉服店


八幡東区西本町のビル
(旧 中本呉服店 → 八幡総合授産所ほか)

福岡県北九州市八幡東区西本町1丁目6/1934年?/鉄筋コンクリート造3階建
設計:不明 施工:鴻池組? 備考:2019年8月に解体予定 

今回は小ネタです。つい先日、以下の新聞記事が(私の)ヤフートップに出ていました。北九州市のとある廃ビルに関する記事で、来月に解体されるのを前に、ビルの秘めた歴史に迫っています。私もこのビルを1回だけ見たことがあり、謎めいた佇まいが印象に残っていました。

 八幡製鉄所の「企業城下町」として発展した北九州市八幡東区西本町に、戦前に建設されたユニークなデザインの廃ビルがある。戦後は職業訓練を施す「八幡総合授産所」として使われたが、もともとは何のビルで、いつ建てられたのか、住民の記憶からも消えていた。8月に解体、撤去される見通しとなり、地元の郷土史家たちが調査すると、「謎のビル」の数奇な歴史が浮かび上がってきた。(中略)
 土地台帳を調べると、所有権は何度も移転していた。さかのぼっていくと「八幡市」「八幡製鐵」「中本呉服店」とあった。34年発行の書籍に、ビルが「建築途中」という広告が出ているのが見つかり、旧棟はそのころに建設されたことが分かった。(後略)

※西日本新聞 2019年7月9日(火)配信記事(いつ、何のため?北九州に“謎のビル” 調査で浮かんだ数奇な歴史)より引用

引用文中にある通り、ビルの建築時期は1934(昭和9)年頃。所有者は何度も変わっていて、そのうちの一つは「中本呉服店」とのことです。

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