下川端商店街
(2014年9月追記)
コメント欄でもご指摘を頂いていましたが、当記事で紹介したのは実際には下川端商店街ではなく寿通商店街の残存区間でした。当記事の内容は以前「寿通商店街(酒房やす)」と題して公開していた記事へ移し、内容を大幅に改編したうえで「寿通商店街」と表題も改めています。
⇒寿通商店街
誤った内容の記事を訂正もせずに長らく放置してしまい、たいへん申し訳ありませんでした。なお従来の内容は以下にそのまま残しておきます。
コメント欄でもご指摘を頂いていましたが、当記事で紹介したのは実際には下川端商店街ではなく寿通商店街の残存区間でした。当記事の内容は以前「寿通商店街(酒房やす)」と題して公開していた記事へ移し、内容を大幅に改編したうえで「寿通商店街」と表題も改めています。
⇒寿通商店街
誤った内容の記事を訂正もせずに長らく放置してしまい、たいへん申し訳ありませんでした。なお従来の内容は以下にそのまま残しておきます。

下川端商店街
福岡市博多区下川端町/昭和20年代/木造2階建
明治通りと昭和通りの間、博多座の近くにこんな空間があります。小規模な古い店舗や真新しいマンションが並び、幅の狭い道路はなぜか石畳。実はこれ、かつて存在した下川端商店街の残存区間なんです。

距離にして僅か40m弱(紫色でなぞった部分)。十字にクロスした2本の通りをメインに下川端町一帯に広がっていた往時からすれば、現在残る区間はほんの一部にすぎません。しかし、この区間はメイン2本のうち明治通りと並行する通りの端部にあたり、かつてはアーケードも設けられていたようです。

西端が博多座に突き当って丁字路となっており、車通りは少ないです(車両の通行は可能)。また南西方向にある博多座の背が高いため、日中はほとんど日蔭になっています。これを薄暗いと捉えるか、落ち着いていると捉えるかは人それぞれでしょう。ほどよい植栽と石畳、電柱のない景観が好感なので、私は後者ですがね。

先程紹介した寿通商店街とは異なる点は、店舗が切妻屋根であることと、1棟だけでなく数棟残っていること。

とはいえ、手前のように潰されて駐車場になっている箇所もありますが。

ここが東端ですが、道路自体はそのまま綱場町へと伸びています。ちなみに画像左の東田靴店さん、先程紹介した酒房やすさんと建物の奥でL字型に繋がっています。

東田靴店さんの入り口。木製のドアとショーウィンドウが洒落てます。が、そこに柱があると入りにくいのでは。

かつての下川端商店街は、再開発により大半が博多リバレインへと姿を変えました。ブランド街に美術館、高級ホテルに劇場と、都市の格を高める施設を抱えています。まぁ、いろいろと問題も抱えているんですけどね。
そんな訳でどうにも洗練された場所になってしまったのですが、施設内にもかつての商店街の面影を残す場所があります。

アーケードを思わせる巨大なガラス屋根が架けられた歩行空間。イニミニマニモ(専門店街)や福岡アジア美術館の入居するリバレインセンタービルと、昭和通り側のホテルオークラ福岡ビルの間に設けられています。この歩行者空間に加えて博多座との間の道路沿いに展開する専門店街は「リバレイン通り」と呼ばれ、旧下川端商店街や旧寿通商店街で営業していた老舗店などが入居しています。再開発で雰囲気は変われど老舗が変わらず営業を続けているって、何となくいい話ですね。まぁ再開発だからって追い出すわけにもいかないし、当然といえば当然ですが。
何はともあれ素敵な話ということですが、この話も記事を書くにあたって初めて知ったんですよね。下川端商店街でググって情報少ないなーと嘆いてばかり、リバレインの公式ページはすっかり見落としていました。てなわけでリバレイン通りの手持ち画像は↑一枚なので、以下はストリートビューのスクショです。

先の画像の反対側。左がセンタービル、右がホテルオークラ。

昭和通り側から。左が博多座。

少し進んで。ちなみにこの道路、博多区によって「リバレイン通り」なる愛称が与えられています。

さらに進んで。同じくリバレイン通り(道路名)から、リバレイン通り(施設名)の店舗を。それにしても、何か別の愛称を付けられなかったのか。無駄に捻る必要はないけど、なにも施設名に被せることないじゃないですか。

振り返って反対方向。画像はこれで終わりです。
スマホのカメラにiPodのスクリーンショットと、前記事に続き質の良くない画像しかなかったので今回は数で勝負してみました。そんなこんなで夜通しパソコンをいじり続け、朝を迎えるどころか既に時計は正午を回っています。とはいえ私は今週も3連休ですからね。いつもの日曜日の午後は憂鬱ですが、今日はまだまだ心に余裕があります。
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コメント
下川端・寿通
もうかなり曖昧な記憶ですが。
この通りは寿通の末端なのでは?
ボロボロのアーケード。鯛のようなマークに手書きで「寿通」
商店街のなかは、青と赤の虹形のアーチの看板。寿ことぶきどうり通
「どうり」なんですよ 笑
下川端は、博多らしいぶっきらぼうなんだけど人情に厚いお店が多かったですね。
博多のまち、下川端通
ママの台所、下川端通
ふれあいの街、下川端通り
なぜか統一感のない、キャッチフレーズ看板も好きでした 笑
リバレインにしなきゃよかったなぁ、
都会になりすぎて暖かみや人情を忘れた街になりました。
2013-09-04 00:36 大黒 URL 編集
大黒さま
人情味のあふれる、古き良き時代の面影を残す商店街だったのですね。時代の移ろいとともに消えていくのは仕方のない面もありますが、決して大成功とはいえないリバレインの現状を見ると、一抹の寂しさを覚えてしまうのもうなずけます。
「寿通の末端ではないか」というご指摘を頂いた点については、今後よく調べてみようと思います。当時の地図があれば、手っ取り早く判るのですが…。
2013-09-04 02:19 博多人(本町3丁目) URL 編集
サイト見させて頂きました
2016-07-01 00:27 秋山 URL 編集
Re: サイト見させて頂きました
薬院~六本松というと城南線沿線でしょうか。あの辺りは私にとってあまり馴染みがないうえ、もともと昔のことをよく知る人間ではないので…お力になれずすみません。ただ、生命保険会社で「劇場のような建物」とは興味を惹かれますね。
2016-07-03 16:52 博多人(本町3丁目) URL 編集