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九州大学出版会 旧事務所  

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九州大学出版会 旧事務所
(九州大学 松原実験研究棟)

福岡市東区箱崎7丁目1-146/1950年代?/木造2階建

箱崎キャンパスの北端、貝塚駅(西鉄側)のすぐ近くにある建物。キャンパス配置図には「松原実験研究棟」との記載があり、もともとは大学(農学部?)の研究施設だったようです。近年は九州大学出版会の事務所が入居していましたが、同事務所は先月20日に早良区百道浜のイノベーションプラザへ移転したとのこと。旧事務所の取扱いには言及がなく、現在の用途は不明です。

◎九州大学出版会HOME > トピックス > 事務所の移転について



外観を見ていきましょう。シンプルな箱型の建物で、寄棟造の屋根は赤茶色の洋瓦葺き。このタイプの洋瓦は「フランス瓦」と呼ばれることが多いようです。

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2階の窓が軒から下がるように並んでいます。窓は引き違い式の段窓で、サッシは木製です。

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壁面は白色のモルタル仕上げ。軒の裏側(軒天)までしっかりと塗り込められています。

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赤系の洋瓦に白系のモルタル壁と、外装のスタイルはいかにも昭和戦後期のモダンな洋館といった感じです。福岡市内の建物でいえば、博多区店屋町の福岡製粉会館(写真)なんかが近い存在ですね。よって竣工年は確認できていませんが、恐らく1950年代ぐらいだろう、ということにしておきます。

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ちなみにこの建物はキャンパス敷地外の飛び地のような場所にあり、おまけに裏側(写真右奥)には女子学生寮が存在するため、カメラを持って熱心に観察するのは少々気が引ける環境です。そういう訳で、写真はこれで最後となります。

当建物は有識者調査の評価対象となっておらず、現時点で保存活用は検討されていません。このエリアの更地化予定は2019(平成31)年度となっており、期限までは一応の余裕があるものの、出版会が退去した後の現状が気になります。建物が閉鎖されて空き家になっているとすれば、荒廃を避けるため早めに解体撤去されることもあり得るでしょう。

以上、旧・九州大学出版会事務所(松原実験研究棟)でした。


(撮影年月)

2014年9月)001、002
2014年11月)003~006

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janre: 学問・文化・芸術

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