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サンケン・エンジニアリング本社事務所  


株式会社サンケン・エンジニアリング 本社事務所
福岡市南区大楠2丁目13-7/1960~61年頃/木造?

今回は南区の大楠2丁目にある、舞台・ホール設備の施工会社「サンケン・エンジニアリング」本社の建物をご紹介します。同社のHPによれば設立は1966年とのことですが、国土地理院の航空写真を見ると、建物自体は1960年5月から61年5月までの1年間に建てられているようです。

舞台機構・特殊機構・環境事業の株式会社サンケン・エンジニアリング > 会社概要

KU601YZ-C1-31 (1960年5月12日撮影)
MKU611-C11-32 (1961年5月13日撮影)

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パッと見では少し古いだけで何の変哲もない建物ですが、本体から跳ね上がるようにして斜めに突き出した、モダンな玄関ポーチを正面左側に備えています。

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やや角度を変えて。玄関の開口部よりも手前側の方が高くなっているため、軽やかさと同時に堂々とした印象も受けます。

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玄関足回りの詳細。モルタルとタイルの組み合わせは戦前の建物にも通じるものがありますが、ポーチ支柱はタイル張り部分の方が一回り細くなっています。

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(参考画像)

参考までに甘木鉄道太刀洗駅旧駅舎(福岡県朝倉郡筑前町/1939年/木造)の写真を。そもそもタイルは表面を覆うように張られるものなので、壁面が張り出したり、このように柱が太くなったりするのが本来の形。サンケン・エンジニアリングの建物の場合は、モルタル部分もボードを張って(?)仕上げることで、タイル張りの部分よりもさらに太くなっているようです。

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建物本体は外装材やサッシの交換に正面右側への増築など、色々と手を加えつつ使用されてきた様が窺える一方で、連窓や中央の控え壁(バットレス)などに、当時の雰囲気を感じ取ることができます。

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また左側面には縦長の木枠窓(一部アルミサッシ化)が残っていました。

ske008.jpg

こちらは右側面。屋根は緩い勾配の切妻造・瓦棒葺きです。

ske009.jpg

最後に裏側。この時代のこの手の建物だと、自分には木造と鉄骨造の判別が難しくなるのですが…たぶん木造だろう、ということにしておきましょう。以上、サンケン・エンジニアリング本社事務所でした。

(撮影年月:2014年11月)

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