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佐賀市内の古い橋 (前編)  

やや今更ですがGWネタ。既にお伝えしたように(⇒記事)2日かけて佐賀市内の建物を見て回ったのですが、その道中では近代(幕末~昭和戦前)に架けられた古い橋にも至る所で出くわしました。

そもそも佐賀市は城下町として古くから栄えた都市で、また広大な平野にあって水路(クリーク)が網の目状に存在することでも知られています。つまり、昔から街中のあちこちに橋が架けられてきた訳で、そのため現存する古い橋の数も結構なものになっているのでしょう。

あくまで建築巡りの「ついで」なので大雑把にはなりますが、備忘録も兼ねてこれらの橋を紹介したいと思います。なお、町名の境界上に存在するものも多いので、場所については記事末のマップを参照ください。




松原橋
1926年9月/RC造桁橋

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松原川に架かる県庁前通りの橋。大正末期の架設ということで、親柱や欄干のデザインが凝っています。

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更生橋
1937年7月/RC造桁橋

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NTT中の小路ビル(写真)の脇に架かる橋。昭和10年代ということで細かい装飾はありませんが、欄干下部に細いアーチを施し、モルタルで仕上げています。

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親柱。写真奥の突き当りを右に曲がると裁判所があるのですが、「更生橋」という名称と関係があるのでしょうか。

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反対側。並行して水道橋が架けられていました。

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赤松橋
1936年3月/RC造アーチ橋

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佐賀城址のお堀の近く、貫通道路(国道264号)の橋。道路の幅が広いためかアーチが採用されており、頂部には要石を模した装飾も見られます。

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与賀神社石橋(萬歳橋)
1606年/石造桁橋 ※国指定重要文化財

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与賀(與賀)神社の鳥居と楼門の間にある石造りの橋。これは近代ではなく近世の架設で、1606年に佐賀藩の藩祖・鍋島直茂が寄進したもの。一般に反り橋や太鼓橋と呼ばれる形で、路面は緩やかなアーチを描いていますが、構造としては桁橋の一種に分類されるようです。

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香楠橋
1955年/RC造アーチ橋

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佐賀城公園の敷地内、お堀に繋がる水路に架かる橋。市村記念体育館(写真)の目の前の茂みに入っていくと突然現れました。昭和初期っぽいな~と思って銘板を見ると“1955”とあったので二度ビックリ。これまた近代の橋ではないことになります。

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欄干のデザインはさほど珍しくはないですが、側面に施されたモルタル吹き付けによる模様が目を引きます。開腹アーチをイメージしているのでしょうか。

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親柱。香楠(こうなん)橋という名称は、県の天然記念物に指定されている周辺の大楠に由来するものと思われます。

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城東橋
1937年6月/RC造桁橋

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緩やかに弧を描く独特なデザインの欄干です。ちなみに写真右奥に写っている建物が、建築巡りで行きそびれてしまった「さがレトロ館」。2日目が晴れの予報だったので撮影時(初日)はスルーしたのですが…結局行っていないことに気付いたのは帰りの電車の中という。

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干城橋
1937年6月/RC造桁橋?

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城東橋から東へ少し進んだ所にあります。親柱・欄干ともに更生橋と共通するデザインです。

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橋そのものの特徴ではありませんが、橋の片方に樹木がもたれかかっているのが何とも印象的。よく見ると欄干が傾いているような気がしないでもないものの、一応バランスは取れているようです。

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もう片方ではクリークが建物の下を潜っており、これまた橋自体とは関係ありませんが珍しい光景です。両側ともこんな感じだったので構造は確認できませんでしたが、たぶん更生橋や城東橋と同じく1スパンの桁橋でしょう。

(後編に続く)


大きな地図で見る ※青色のマーカーが橋梁。赤は以前紹介した建築物

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