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雑記(2015年の色々)  


早いもので2015年ももうすぐ終わりです。今年も色々なところへ行きましたが、その全てを記事に起こすことはできなかったので、この機会に小ネタと併せて簡単に取り上げておきたいと思います。


◆1月


▲「USA」などと刻まれた境界杭(福岡市東区雁の巣) ※画像クリックで拡大

福岡市東区の奈多の街並みを歩いた帰り。JR香椎線の開踏切にて、「USA 20P」「1964 4」などと刻まれた御影石製の境界杭に遭遇しました。戦後、海の中道一帯に置かれていた米軍基地に関係するものでしょうか。


◆2月

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▲麻生山田炭鉱のボタポケット(福岡県糟屋郡久山町山田) 

2月8日の経過報告(⇒記事)以降も調べを進めてはみたものの、特に進展のない麻生山田炭鉱。唯一の収穫といえそうなのが、新たにボタポケットの現存を確認できたこと。ちなみに2014年の探索で確認済みだった遺構も再度見てきたのですが、火薬庫トンネルの扉がすっかり原型を留めていなかったのは残念でした。


◆4月

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▲門司郵船ビル(北九州市門司区港町7-8/1927昭和2年/RC造4階建) 

思わぬ形で18切符(残り2日分)を入手したので、数年ぶりに門司港へ行ってきました。ついでに戸畑~若松にも寄ったのですが、そこまでカメラのバッテリーが持たず、不完全燃焼に終わりました。写真は門司港駅前の門司郵船ビル(旧・日本郵船門司支店)。1階のファミマが落ち着いたカラーリングに変わっています。

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▲旧大牟田商工会議所(福岡県大牟田市有明町1丁目1−22/1936昭和11年/RC造2階建) 

18切符のもう1日分は、大牟田市&久留米市へ。大牟田では天気が優れず、土砂降りの中での散策となりました。写真は旧・大牟田商工会議所の建物。訪問直前に新会館へ移転し空き家となっていましたが、現在はどうなっているのでしょうか。

大牟田商工会議所移転 地域の交流拠点をめざして (大牟田商工会議所HP)

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▲松岩の石垣?(福岡県久留米市) ※画像クリックで拡大

続いて訪れた久留米市では、住宅街の石垣に松岩(石炭のなりそこない)らしき石を見つけました。たしか久留米市に亜炭の炭鉱があったんだと某ブログで紹介されていたような…その関連でしょうか。


◆5月

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▲永通堀橋梁跡 (佐賀市大財北町/1967年竣工)

GWに1泊2日で訪れた佐賀市。建築巡り(⇒記事)と古い橋(⇒記事)については紹介済みですが…旧線・廃線関連のネタは取り上げる機会もないと思うので、長崎本線の旧線跡の写真を1枚だけ。なお、写真奥の高架は現在のJR長崎本線です。

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▲旧福岡区裁判所青柳出張所倉庫(福岡県古賀市青柳町/1939昭和14年/煉瓦造平屋建) 

同じくGWに初めて訪れた、古賀市の青柳町の街並み。もともと唐津街道の宿場町だった名残で、現在も県道の脇道(かつての街道筋)に古い建物が点在しています。写真は煉瓦造の倉庫。床下換気口には、以前紹介した煉瓦蔵(⇒記事)と同じ五芒星のグリルが嵌め込まれていました。


◆6月

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▲解体中の住宅(福岡市博多区千代3丁目) 

千代町の旧街道筋にある住宅の解体工事にて、数寄屋造り風の意匠的な丸窓が姿を現していました。以前コメントにて情報を頂いた旧福岡銀行千代町支店を含め、各所で建物の解体やマンションの建設などが相次いでいるもよう。古い街並みが比較的残っていたこの界隈も、徐々に姿を変えつつあります。

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▲旧マルショク吉塚店跡に建ったアパート(福岡市博多区吉塚1丁目) 

千代町のお隣、吉塚でも色々と動きがあります。吉塚商店街の脇にあった旧マルショク吉塚店(写真=中央のベージュ色の建物、2012年6月撮影)が解体され、跡地にはアパートが建っていました。マルショクの閉店後のテナントは「シアーズ・1」「生鮮コンビニ マイキッチン」と変遷し、2011年頃から空き店舗になっていたと記憶。なお、ごくごく普通のアパートにカメラを向けるのは気が引けるため、このような写真になりました。

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▲かつての商店街跡(福岡市博多区吉塚1丁目) 

同じく吉塚にて。かなり前に紹介した商店街跡(⇒記事)の西側の建物がいくつか解体され、もともと西側入口脇で営業していた薬局の店舗が新築されていました。これによって西側の入口は薬局の新店舗に遮られ、アーケード空間はどんづまりとなっていましたが、現在はさらに状況が変わっているかもしれません。

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▲日本基督教団 福岡社家町教会(福岡市博多区冷泉町6-7) 

櫛田神社の近くにある社家町教会。敷地手前の牧師館(和風)が建て替えられ、木々に包まれていた以前の風景(写真)が一変していました。なお、ヴォーリズ設計の礼拝堂(1929昭和4年/木造平屋建)は健在で、以前よりも敷地外から見やすくなっています。


◆7月

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▲解体中の飯塚市立幸袋小学校体育館(福岡県飯塚市中815/1936昭和11年/RC造、一部木造?) 

筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門が寄贈した幸袋小学校の体育館(旧・幸袋尋常高等小学校講堂)が解体されるということで、最初で最後の見学に行ってきました。既に足場が組まれて立ち入りできない状況でしたが…RC造のかなり大規模な建物で、木造校舎が当たり前だった時代にこれほど立派な講堂が造られたとは、と驚きます。ちなみに外観は大部分が戦後に改装されていたものの、東側の妻面(ここだけ木造?)は当初の姿を留めており、尖頭アーチの換気口などに時代が感じられました。

「筑豊の炭鉱王」ゆかりの講堂、解体へ (朝日新聞)


◆9月

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▲行橋赤レンガ館(福岡県行橋市大橋3丁目7−14/1914大正3年/煉瓦造2階建) 

9月。またしても手元に転がり込んだ18切符(残3日)を使い、1泊2日の豊州(豊前&豊後)旅行に出かけました。1日目は福岡県東部の行橋市と大分県北西部の中津市など旧豊前国。写真は行橋赤レンガ館(旧・百三十銀行行橋支店)ですが、訪問直前の8月末に九州を縦断した台風の影響か、屋根上の棟飾り(フィニアル)が無くなっていました。なお、中津市で出会った数々の近代建築については、来年になりますが紹介する予定です。

(2016年5月追記)記事を作成しました中津市の近代建築

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▲改修中の別府市中央公民館(大分県別府市上田の湯町6−37/1928昭和3年/RC造3階建) 

2日目は大分県内(旧豊後国)を行ったり来たり。改修工事中の別府市中央公民館(旧・別府市公会堂)は、外観の復原がかなり進んでいました。来年春の再オープンが楽しみですね。

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▲解体された春吉の飲み屋街跡(福岡市中央区春吉1丁目) 

以前取り上げた、柳橋連合市場の裏にある飲み屋街の跡(⇒記事)が解体されていました。そういえば市場内のマルキョウ柳橋店もいつの間にか閉店しており、その跡地は駐車場になっています。

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▲改修中の親和銀行本店 懐霄館(長崎県佐世保市島瀬町10-12/1975昭和50年/SRC造地上11階地下2階建) 

18切符の残り1日は、利用期間の最終日になってようやく使いました。行き先は長崎県の佐世保・大村・諫早の3市など。このうち佐世保の旧遊郭街と諫早市の建物については、少々先にはなりますが紹介するつもりです。写真は佐世保の親和銀行本店・懐霄館(かいしょうかん)。このほか市民文化ホール(旧・海軍佐世保鎮守府凱旋記念館)も同じく改修工事中だったので、佐世保市には頃合いを見て再訪しようと思います。

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▲解体された旧・九州電力城南クラブ(福岡市中央区桜坂3丁目6) 

原発停止後の経営難を受けて売りに出された九州電力城南クラブ(1940昭和15年/木造、写真)。売却が報じられた直後に訪れて以来、ちょうど2年ぶりの訪問でしたが、すっかり解体されて更地になっていました。城南クラブは福岡・佐賀両県などで炭鉱を経営していた山口慶八の邸宅として建てられた近代和風建築で、孫である政治家の山崎拓氏が少年時代を過ごした場所でもあるとのこと。なお、跡地にはマンションが建つ予定です。


◆10月

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▲建設が進む日本郵便の「KITTE博多」(福岡市博多区博多駅中央街) 

博多駅前にて。旧博多郵便局の跡地に建設中の商業施設「KITTE(キッテ)博多」が大分姿を現していました。核テナントは丸井グループの「博多マルイ」で、来春オープンの予定。ちなみに「KITTE」は日本郵便が東京に続いて手掛ける商業施設ブランドですが、駅前という立地と施設名の語感から、個人的に宮崎市のJR宮崎駅前にある「KITEN(きてん)」とごっちゃになりそうです(どうでもいい)。

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▲看板掛け替え中のイオンショッパーズ福岡店(福岡市中央区天神4丁目4-11) 

9月から九州地区のダイエーが全店一斉にイオングループに承継され、天神にあるダイエーショッパーズ福岡店(写真、2015年5月撮影)もイオンとなりました。景観面の理由からか看板は通常店舗(ピンク地に白文字)と配色が逆で、意外とすんなり馴染んでいる印象。ただ、「イオンショッパーズ」なる名称については…。

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▲廃車解体待ち?の103系(北九州市小倉北区金田3丁目) 

10月18日、JR九州の小倉総合車両センターにて毎年開かれている「小倉工場まつり」に初めて行ってきました。お目当ては工場内の建築(いずれ紹介予定)でしたが、鉄道関連の写真も色々と撮っていくうち、工場内でバッテリーが残り僅かに。午後は小倉の市街地を見て回るつもりだったのですが、またしても北九州の地で不完全燃焼に終わりました。


◆11月

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▲フランス積み煉瓦塀を備えていた住宅の跡地(福岡市箱崎3丁目)

これもかなり前に紹介した物件ですが、箱崎にあるフランス積み煉瓦塀(⇒記事)が建物ごと無くなっていました。店屋町のフランス積み煉瓦建築も昨年解体されたため、確認されている範囲では、福岡市内にフランス積みの煉瓦建造物は現存しないことになるのでしょうか。ただし、県レベルでは同様の建造物を複数(非現存含む)確認しているので、市内でも人知れず残っている可能性は十分にあると思います。


◆12月

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▲新築移転が予定されている八幡東消防署(北九州市八幡東区春の町2丁目8-13/1953昭和28年/RC造3階建+塔屋) 

そして先日。ようやく購入した予備のバッテリーを携え、北九州市に行ってきました。ここ半年ほど銀行建築がマイブーム(2年ぶり2度目)なのですが、先日とある物件が近く解体されるとの報道が。せっかくなので北九州市内は粗方押さえておこうと思い、聖なる昼の銀行建築巡りを決行した次第です(早めに紹介予定)。写真はその道中で立ち寄った八幡東消防署(旧・八幡市消防署)。交差点の斜め向かいに新庁舎が建設中でした。

(2016年5月追記)記事を作成しました銀行建築巡り in北九州



ということで、2015年最後の記事でした。今年の更新状況を振り返ってみると…今回を含めた記事の総数は48本。メインテーマである福岡市の建築・街並みは27本ですが、うち18本は九大関連で、やむなく先送りとなった物件もいくつか。他には市外の建築が2本、先日新設した「小旅行」カテゴリが10本、「イベント」が2本などでした。更新ペースについてはどうにもこうにも。ただ、一時期のようなハイペースが無理なのは確かです。

相変わらず冗長で拙いブログですが、今年もご覧頂きありがとうございました。2016年は雑記ではなく通常記事から始める予定です。それでは、良いお年をお迎えください。

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